PRODUCT STORY
Chez Nanoでは現場に足をび、背景に触れて商品を選んいます。
タムグルートの陶器
モロッコ東部、砂漠の小さな村タムグルート
ここでは伝統的な手法で陶器が作られています。
陶器の作成は家族で行われていて、子供は粘土遊びのように陶器に触れて一人前の職人に成長していきます。
近年では電気炉で作られたタムグルート陶器もあります。
電気炉で作られた陶器は色むらがなく形も均等ですが壊れやすいのが難点。
Chez Nanoでは伝統的な窯焼きで作られた陶器を扱っています。
足でろくろを回してひとつの陶器を数分で作ります。
タムグルート以外の土では美しい色には仕上がらならないそうです。
陶器を積み重ねて1000℃の薪窯で焼き上げます。
(陶器の表裏各3点、積み重ねた際に出来た跡が存在します)
2度の焼き入れを経て全行程約1週間で美しい緑の陶器の完成です。
ノマドのラグ
定住せず移動しながら生活をしているノマド民族。
彼らは飼育した羊の羊毛でラグを作り生活しています。
ラグを織るのは女性の仕事でデザインは彼女たちの頭の中にあります。
そのため作られるラグは唯一無二のオリジナルラグ。
ハンドメイド作品のため、ラグの完成にはかなりの時間がかかります。
Chez Nanoで扱っているベニワレンを例に出すと
1.5m×1mのもので完成まで約2.5か月かかります。
※トドラ渓谷のノマド例
オーガニックの羊毛
刈り取られた羊毛は温水と酢、着色料で染めて一晩干します。
再び冷水で洗った後に数日間天日干し。そして手で糸を紡ぎます。
着色材料の一例
赤:ポピー 緑:オリーブの花 青:インディゴ
黒:黒炭 オレンジ:サフラン 紫 ラベンダー
伝統的な方法で作られた天然素材のラグです。
エッサウィラの木工細工
モロッコ南部の港町エッサウィラ。
近年ヨーロッパでも人気なのがこのオリジナル木工細工。
この木工細工はトゥヤと呼ばれる木を使って、ひとつひとつ手作業で作られています。
(トゥヤは杉に似たモロッコ特有の堅木です)
Chez Nanoで取り扱っているトゥヤの木工細工はエッサウィラで3代続く工房で作られた作品。
削り出しから磨きまですべて手作業で行われていて作品一つ一つに思いが込められています。